Everyone has a different definition for happiness.
ー幸せの定義は、人それぞれー
勝又栄政
ジェンダー ・セクシュアリティに関する研究を行いながら、研修や講演を行っています。トランスジェンダー 当事者としての経験だけでなく、データや事例に基づいた情報や学びをお届けします。
プロフィール
トランスジェンダー 男性/性別不合
私は、出生時に割り当てられた性別は女性、ジェンダーアイデンティティは男性のトランスジェンダー (性別不合)です。幼少期は身体の変化や、周囲の価値観と自分との気持ちのズレの間(はざま)で生きづらさを抱えていましたが、ある転機によって「自分にとって必要な生き方」を選択することができるようになりました。
就労移行支援の仕事を経て、現在は日本学術研究会特別研究員・大学の非常勤講師として研究や講演活動などを行っています。研究では、トランスジェンダーとその家族を中心に「性的マイノリティではない人々」に焦点を当て、当事者に対し受け入れがたさが生じる社会的な背景や、共存の可能性について考えています。誰もが生きやすい社会の仕組み、個人の在り方、教育とは何かを日々模索中です。
活動実績
出版・執筆
【書籍】
2022.12『親子は生きづらいーー”トランスジェンダー”をめぐる家族の物語』(解説:佐々木掌子氏、鼎談:清水晶子氏・東畑開人氏・勝又栄政)金剛出版
【論文】
2021「トランスジェンダー(FtM)当事者のメンタルヘルス専門機関利用に関する実態調査ーー共同創造(Co-Production)の試み」『精神療法 第47巻』
2022「同性パートナーシップ制度に反対するパブリックコメントの分析・1」『遡航 第2022巻』
2024 「トランスジェンダー男性の子を持つ父親の 『受け容れ』をめぐる経験」『家族社会学研究 第36巻』
【寄稿記事など】
2023.5「“トランスジェンダー”をめぐる親子の葛藤と共生の軌跡」研究の現場
2023.10「性別変更という「社会への証明」の過酷な痛み 明日を生きられる道を」Re:ron(朝日新聞デジタル)
2023.11「父(ちち)と、娘/息子(こ)」『エトセトラ Vol.10』
2023.12「“幸せ”の差異を超えて―カミングアウトと家族」『アンジャリ 第43号』
研修・講演先
台東区立台東育英小学校・都立武蔵高等学校/附属中学校・仙台市立南吉成中学校・東京学芸大学附属国際中等教育学校・笛吹市立春日居中学校・仙台育英高等学校・正則高等学校・宮城教育大学・ 宮城大学・桜美林大学・東洋大学・尚絅学院大学・東北工業大学・文教大学・日本女子大学・認定特定非営利活動法人育て上げネット・特定非営利活動法人IVUSA・特定非営利活動法人Social Salon・社会福祉法人福田会 児童養護施設広尾フレンズ・株式会社LITALICOパートナーズ・ポーラ・オルビスホールディングス・全国大学保健管理協会東北地方部会・北巨摩養護教員研究会・墨田区教育委員会・墨田区校長会・荒川区教育委員会・国分寺市本田公民館・宮城県名取市役所・みやぎ学生相談連絡協議会・相模原市立男女共同参画推進センター・高知県大月町役場・地方議会議員勉強会・臨床心理士/公認心理士向けセミナー・北欧3カ国レポート・真福寺、他多数
メディア出演・紹介など
【メディア出演】
2019年 NHK出演 「おはよう日本関東甲信越 “自分らしさ”を1枚の写真に〜カミングアウトする人々〜」
2024年 NHK出演 「“生きづらさ”をめぐる対話 トランス男性と母の30年」
【メディア紹介】
▼書籍『親子は生きづらい』関連▼
『クロワッサン特集:大人の知的好奇心を刺激する すてきな読書。』(小説家・桜庭一樹さんのオススメ本としてご紹介いただきました)
記事:日本経済新聞、岩手日報、河北新報、文春オンライン
書評:三成美保さん『日本ジェンダー研究 第26号』、葛西真記子さん『精神療法 第49巻 第4号 』、町田奈緒士さん『臨床心理学 第23巻 第4号』、荘島幸子さん「『僕』の半生と、『母』の存在」(図書新聞)」
▼パートナーシップ・ファミリーシップ制度関連▼
2024年 高知放送出演「高知県大月町で2024年からパートナーシップ制度を導入・初めての届け出が役場に提出される」
記事:高知新聞「トランスジェンダーを生きるーー大月で暮らす「私」の物語」(連載)
LGBTQ+講演/研修内容
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